ウェルテルと偏頭痛の苦悩

 

イタイ。このブログのタイトル。

なかなかの厨二病

 

この偏頭痛はきっと一生治らない。

タイトル考えてる時も頭痛くて、適当にこういうタイトルにした。

こういうのが黒歴史になる。

若い人は気をつけて。

まあ誰も見てない。

タイトルなんか何でもいい。変えられるし。

 

偏頭痛は現代病。

明日の気圧にビビりながら、ずつーる見て生きてる人どのくらいいるんだろ。

気にしすぎるのもよくないらしい。

でも頭痛ってなかなか分かってもらえない。

 

僕は頻繁に頭が痛くなる。酷い時は吐く。

眉間かその付近がズキズキ痛んで、大抵はしかめっ面で耐える。長年の独自研究の結果、熱冷まシート貼って葛根湯飲んで寝るのが一番マシになる。あくまで僕の場合。

気圧の関係なのかはイマイチよく分からない。雨の日はほぼ頭が痛い。だから雨は嫌い。その分、頭が痛くない時の雨はすごい好き。

 

頭が痛くても、職場では「頭痛くらいで」って思われる。100%思われる。

頭痛って誰でも起こる症状だから、皆それぞれ頭痛の辛さが分かる。

でも「分かる」からこそ、それぞれ個人の程度でしか「分からない」。

他人のことを理解しようとしても、完璧に理解することなど不可能。理解したつもりでも、残念ながらそれは想像でしかない。

互いに共通のものがあれば、良くも悪くもその物差しで測られてしまう。

 

だからどれだけ辛くても、「所詮頭痛でしょ?」で片付けられる。

「薬飲んだ?あげようか?」

と優しく言ってもらえたとしても、残念ながらその優しさじゃ頭痛はなかなか治らない。

市販の薬が効く人もいれば、酔い止めが効く人もいるし、何も効かない人もいる。それぞれ体質と症状と原因は違う。そんなの医者じゃないと分からない。

 

あまりに酷い時、休みもらって医者に診てもらったことがある。医者はあまり得意じゃない。仕方なしに嫌々行った。

 

MRIとやらで頭を撮ってもらった。

怖かったアレ。

まず撮る前に説明してくれるスタッフさん。淡々と説明文を読み上げるだけのあの機械的な声。

質問しても、その箇所の文を再度読み上げるだけ。目線が合うことは一生ない。

そして固定されて、動くなと言われ、ヤバくなったらコレを握り潰せと手渡される謎の形のスイッチ。

問題は狭くて暗い筒の中に入って行った後。

ピーガガガっていう音は分かる。

気になるのは、頭の奥の方で流れてるあまり聞いたことのない音楽。何アレ。

どこかの怪しい宗教施設を彷彿させるような音楽。知らないから偏見でしかないけど、さっきのスタッフのこともあり、イメージは完全にそうなわけ。アレが1番怖かった。もしあそこで寝たら確実に明晰夢見れる。そして戻って来れなくなる。

 

そんなこんなで、採血やら検尿やらいろいろ診てもらった結果、医者が言ったのは、

「偏頭痛ですね。」

うん、知ってる。

「原因は気圧かもしれないしストレスかもしれない。」

うん、知ってる。

「とりあえず薬出しとくからこれ飲んで、様子見てまた来てね」とお決まりのセリフ。

だから医者は苦手なんだ。

でも聞き逃さなかった。最後にこう言った。

「偏頭痛は動くと悪化するから、なるべく安静にね。」

さすがお医者さん、説得力が違う。

やっぱりお医者さんは凄い。人一倍勉強して、医科大出て、脳外科医になってる訳だから。

ネットに載ってる情報を当てにするより、お医者さんの言うことを信用するべき。

 

安静にするぞ。

お医者さんが言ってたんだから。

 

診察料1万払って、ちょっと高い薬貰って、というか買って、高いから効くだろうというプラシーボに期待しつつ飲んだ。でもこれも効いたり効かなかったり。

 

だって動いてるから。

仕事で動き回ってるから。

お医者さん確かに言ったよ、動くと悪化するって。

でも職場に言えないじゃん。動くと悪化するので休みますとか。

 

「薬貰ったんじゃないの?」

「というかただの偏頭痛なんでしょ?」

 

結局こうなる。

薬は貰ったんじゃなくて買ったんだっていう反論も出来ない。

 

体調が悪い時、総じて医者は休むのが一番だと言う。

でも社会は総じて、薬と気合いで何とかしろと言う。

 

結局のところ精神論。

病は気からという言葉もあるように、きっとそういうこと。

 

つまり「頭痛は甘え」だということ。

 

その場でぶっ倒れたり、ゲロ吐いたりすれば、少しはヤバいと思わせることが出来るかもしれない。でもそんなことしないよ。何とか耐えるよ。

気合いで何とかするのが社会人。

薬飲んで何とかするのが社会人。

そもそも体調管理は出来て当然。

それが常識。

我慢と忍耐が美徳の社会。

なんとご立派なことか。

 

だから僕は社会人失格。

忙しくて休めない人もたくさんいるのに。

医者に行きたくても行けないから、一生懸命ネットで調べて試行錯誤してる人もいるのに。

休み貰えて医者にも行けて、それだけで有難いというのに、何という甘えっぷり。

はいはい、そうだねー、辛かったねー。

誰かにそう言って欲しかったんだろうか。

幼稚。そりゃこんな厨二病にもなるわ。

 

頭痛は甘え。

気のせい。

 

僕はこんな社会が、とてもとても素晴らしいと思いますし、忍耐力が磨かれることで、個人の成ちょうにもつながり、もんだいをのりこえるためのかつりょくになるとおもっています。ですので、なんでもかんでも「あまえだ、ゆとりだ」と、しゅうきょうじみたせいしんろんをおしつけ、わかいひとのこころをこわしていくこのしゃかいが、いちびょうでもはやくほろびてほしいとおもっています。

 

 

頭痛え。